認定機関

認定機関は各国に1つづつあり、審査機関(認証機関)に認証能力があることを認定する機関です。
我が国においては、日本適合性認定協会(通称JAB)がこれにあたります。各国の認定機関は相互認証を行っており、審査機関は、どの国の認定機関からでも認証を受けることができます。そのため海外の認定機関より認定をうけ活動する審査機関も数多くあります。

 
JAB 日本
UKAS イギリス
RVA オランダ
EMA メキシコ
ANAB アメリカ
INMETORO   ブラジル
CNCA 中国

審査機関(認証機関)

 審査機関はマネジメントシステムの認証を求める組織に対し、審査・認証を行う機関です。
現在、我が国においては、60を超える審査機関が活動を行っていますが、財団法人、社団法人、株式会社などその事業形態は様々です。

ISO認証の有効期間は3年です。 

 ISO認証は登録審査より3年間有効です。しかしながら、無条件で有効というわけではありません。年1回以上の定期審査(維持新審査)を受けることが義務づけられています。
また、登録を更新するためには、有効期間内に更新のための審査を、完了させる必要があります。

審査機関一覧

  9001 9100 9120 13485 14001 16949 20000 22000 27001 39001 45001
JSA 財) 日本規格協会審査登録事業部          
JICQA 日本検査キューエイ(株)    
JCQA 日本化学キューエイ(株)            
JIA (財) 日本ガス機器検査協会 QAセンター            
ClassNK (財) 日本海事協会              
NKKKQA 日本海事検定キューエイ(株)            
KHK 高圧ガス保安協会 ISO審査センター            
JUSE (財) 日本科学技術連盟 ISO審査登録センター        
JQA (財) 日本品質保証機構マネジメントシステム部門  
JBA QSC 社団法人 日本ボイラ協会品質システム審査センター                    
SGS SGSジャパン(株)認証サービス事業部  
JET (財) 電気安全環境研究所 ISO登録センター          
JMAQA (社)日本能率協会審査登録センター      
JTCCM MS (財) 建材試験センター ISO審査本部              
LRQA ロイド レジスター クオリティ アシュアランス リミテッド    
LIA-AC (財) 日本エルピーガス機器検査協会 ISO審査センター                  
DNV DNVビジネス・アシュアランス・ジャパン(株)  
JARI-RB (財) 日本自動車研究所審査登録センター                
JACO (株) 日本環境認証機構        
ISC (財) 三重県環境保全事業団国際規格審査登録センター                
BSK (財) 防衛調達基盤整備協会システム審査センター              
MSA (株) マネジメントシステム評価センター              
PJR ペリー ジョンソン レジストラー インク    
JHIA-MS (財) 日本燃焼機器検査協会                  
BL-QE (財) ベターリビングシステム審査登録センター              
UL DQS UL DQS Japan(株)          
JAPEIC (財) 発電設備技術検査協会認証センター                  
OISC (株) 国際規格認証機構                  
ISA 国際システム審査(株)            
ASR エイエスアール(株)                
BSI-J BSIグループジャパン(株)    
IMJ アイエムジェー審査登録センター(株)                
J-VAC (株) ジェイーヴァック        
BV ビューローベリタスジャパン(株)
RB (株) ISO審査登録機構                
TUVRJ テュフ・ラインランド・ジャパン(株)            
NJCS 北日本認証サービス(株)                
JAO (株) 日本審査機構                
AUDIX AUDIX Registrars(株)                
BCJ-SAR (財) 日本建築センターシステム審査部                
MIC インターテック・サーティフィケーション(株)      
ISOQAR ISOQARジャパン          

 審査機関の選び方

審査機関はどのように選ぶのでしょうか?一般的な方法について紹介します。
 
STEP1 審査対応ができているかどうかを調べます。
 審査機関は、すべての規格について認証ができるわけではありません。例えばISO14001は審査できるが、ISO22000には対応していないといったことがあります。
 また、ISO14001の審査を行っていても、自社の業種には対応していないといったことがあります。審査可能な業種(スコープ)についは審査機関に問い合わせください。
 
STEP2 周辺情報を確認する。 
 業界団体で審査機関を作っていませんか? 
 取引先が利用している審査機関はどこですか? 
 
STEP3 認定機関を確認する。
 審査機関の認定は規格・業種ごとに行われていますので、審査機関によっては、規格ごとに異なる認定機関から認定を受けている場合もあります。どちらの認定機関より認定を受けているのか?審査の際にはどちらの認定機関のルールで審査を行うのか?確認が必要です。登録書には審査機関のマークととともに認定機関のマークも表示されます。
 
STEP4 見積もりを取る。
 複数の審査機関の見積もり比較する際は、条件を同じにすることが大切です。
交通宿泊費が一定金額で計算されている場合もあれば、別途、実費請求される場合もあります。審査員が外国人である場合は、通訳にかかわる費用の請求をされる場合もあります。
 
 審査は、登録(更新)審査ー定期審査ー定期審査の3年1サイクルですので、3年分の費用計算をすることも忘れてはいけません。初年度は破格だけれども、2、3年目が割高などどいったケースもあります。
  
 
 審査機関を変更することは可能ですが、変更の際に生じるコスト(HP・名刺などのマーク変更・対外的な申請書の変更など)を考えると、一つの審査機関と長く付き合いたいものです。そのため、審査機関選びには十分な注意が必要です。